合唱団「道」 ~ 横浜でロシア民謡を中心に歌いつづける ~
1968年(昭和43年)、横浜勤労者音楽協議会(横浜労音)の主催で日本語の新訳によるベートーヴェンの交響曲第九番の演奏会が開かれました。当時も年末には「第九」の演奏会は行われていましたが、アマチュアの合唱というのは稀な状況の中で200名もの団員が集まり、北川剛先生の指導のもと、村川千秋 指揮、ABC交響楽団 演奏の画期的な演奏会が大成功を収めました。合唱団は解散しましたが、翌1969年2月5日、「第九」合唱団員の有志28人の若者たちが北川剛先生を指導・指揮者に迎えて「横浜労音合唱団」が発足しました。この日が現在の合唱団「道」創立記念日となりました。
横浜労音主催の「第九」やショスタコーヴィッチのオラトリオ「森の歌」などの大合唱の中心として活動を続けながら、1972年6月、合唱団独自の第1回発表会を開きました。1974年、横浜労音の改称にともない「ハマ音合唱団」と改称、1979年(10周年)から年1回の定期演奏会を開始し、今回41回になりました。1986年1月7日、北川剛先生が他界され大きな衝撃でしたが、前年から中山英雄先生に指導・指揮をお願いして現在に至っています。同年3月、母体の「ハマ音」から離れ、合唱団「道」として独自の活動を始めました。
合唱団「道」は毎年の定期演奏会、学校・施設訪問などの演奏会を行い、この間、1997年8月、2001年8月、2009年9月と3回のロシア演奏旅行を行いました。現在の団員数は約60名、「横浜でロシア民謡を中心に歌いつづける」を合言葉に活動を続けています。2011年から中山英雄先生に加え、ピアニストの小坂幸世先生にも指導・指揮をお願いしています。また定期演奏会等ではバラライカ・アンサンブル・ポーレに共演していただいています。
◆構成(2017年6月現在)
指導者 4名
団員 60名
◆おもな活動
・定期演奏会(6月頃)
(臨時練習や合宿あり)
・横浜市西区民合唱祭への参加
・ロシア音楽祭への参加
・不定期のミニコンサート開催
(病院ロビーコンサート、三浦市ミニコンサート等)
・団員の親睦を兼ねて「道草コンサート」開催(12月)