北川剛先生(1921年〜1986年)
 北川剛先生は終戦後シベリヤに抑留され、帰国後、ロシア民謡を日本に広められた方です。ロシア民謡を歌い続ける合唱団「白樺」、そして合唱団「道」も先生の指導の下、歩んできました。

 8 月28 日(火)アルカディア市ヶ谷(私学会館)で11 団体190名の参加で北川剛33 回忌記念「北川剛とロシア民謡」が開催されました。奥様はご高齢のため残念ながらご出席されませんでしたが、お嬢さんがロンドンから娘さんとともに駆けつけられ、また長男・勉さんの奥様、そしてお孫さんの翔さんが参加されていました。

 翔さん編集の「北川剛物語」では北川先生のロシア民謡に対する想い、その普及に対しての熱意などが語られました。合唱団「道」の40年誌に奥様が「主人の蒔いたロシアの歌の種と、肥料運び(と、本人は言っていました)が、今では蒔いた種が各地で育ち大きな木になっていくことは何よりも嬉しいことです。『道』は、その中でも大きな木に育ちました」と寄せられています。

 北川翔さん、大田智美さんの記念演奏(黒い瞳・カリンカ)東京労音合唱団(学生歌)合唱団「樫の木」(前線にも春が来た)合唱団「白樺」(アムール河の波・鶴)が会場を彩りました。わたし達は中山先生指揮、小坂先生ピアノで「聖なる湖バイカル」を演奏しました。

1. 北川剛とロシア民謡式次第

2. 北川剛物語始まり
3. 北川翔・太田智美さんの演奏4. 合唱団「道」の舞台始まります5. 聖なる湖バイカルを歌う合唱団「道」6. 合唱団「白樺」の発表7. 参加者みんなで大合唱